当館の常設展示室で、東京都三鷹市にある吉村昭の書斎を再現展示しています。
この度、書斎再現展示室の360°バーチャルツアーを制作しました。
まるで展示室にいるかのような臨場感をお楽しみいただけます。
※バーチャルツアーの入口はページ下部にあります。
吉村昭の書斎について
吉村は、昭和44年(1969)に東京都三鷹市井の頭に新居を構えました。当初書斎は、母屋の2階にありましたが、蔵書が増え続けて収まり切らなくなったことから、昭和53年に母屋の南西に離れを新築し、その一室に書斎を移しました。以後、亡くなるまでの約28年間、ここで執筆を続けました。
吉村にとって書斎は、創作の場であるとともに、「帰心矢のごとし」の思いで帰りたくなるほどの安らぎの場でもありました。書斎にはさまざまなこだわりがつまっています。
書斎にて 平成8年(1996) 写真提供 文藝春秋
書斎のある離れ
離れの平面図。約6畳の書斎と茶室を備える。
実際に使用していた書斎