- 掲載日2026年3月18日
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朗読とトーク「津田寛治が読む『破獄』『果てなき便り』」ご好評につき、YouTube荒川区公式チャンネルでの配信期間を延長いたします!


動画はこちらからご覧ください→YouTube荒川区公式チャンネル
【配信期間】令和8年3月31日(火)⇒令和9年3月31日(水)まで。
令和6年3月20日(水・祝)、吉村昭の歴史小説『天狗争乱』を愛読され、吉村の妻で作家の津村節子氏と同じ福井県出身の津田寛治氏(俳優)をお招きし、朗読とトークのイベントを開催しました。
イベントでは、開催中の企画展「吉村昭の手紙」で紹介している2作品(※注1、※注2)を朗読いただきました。
長篇「破獄」からは、主人公・佐久間清太郎が昭和19年網走刑務所、昭和22年札幌刑務所を脱獄する場面、さらに昭和23年、府中刑務所で、どのように佐久間の心情が移り変わるかを朗読いただきました。
また、津村節子の随筆「果てなき便り」からは、吉村昭の家族への深い愛情が感じられる手紙を朗読いただきました。
津田氏は、佐久間と、看守たちの内面を、力強く、かつ繊細に演じ分けられ、会場の皆さまは聴き入っていらっしゃいました。
また「果てなき便り」では、柔らかく、穏やかな朗読が胸に迫り、涙を流される方もいらっしゃいました。
朗読後のトークでは、作品の感想や、吉村作品の魅力、ふるさと福井の思い出や、今後演じてみたい役柄などを伺いました。
吉村作品の魅力として、その徹底した取材や調査にふれ、吉村作品を読むことは「情報の価値を知る」ことに通じるとのお話もいただきました。
一つ一つの質問に丁寧にお答えいただき、また津田氏の朗らかで温かいお人柄が感じられ、会場は終始、和やかな空気に包まれました。
※注1<朗読作品>吉村昭『破獄』(昭和61年 新潮文庫)より。青森刑務所(昭和11年)、秋田刑務所(昭和17年)、網走刑務所(昭和19年)、札幌刑務所(昭和22年)で4度の脱獄を行った実在の無期懲役囚をモデルに描いた長篇小説。読売文学賞、芸術選奨文部大臣賞受賞作。
※注2<朗読作品>津村節子『果てなき便り』(令和2年 文春文庫)より。夫である吉村昭との往復書簡を通して、夫婦作家として共に歩んだ日々を綴った随筆集。