概要

 今年は、昭和61年(1986)に福井県より発祥の越前焼が、国指定の伝統的工芸品として指定されてから40年の節目となります。これにあたり、越前古窯の里を舞台に、越前焼の伝統を守ろうとする陶工の祖父と、新しい越前焼に挑戦しようとする孫娘の葛藤を描いた津村節子「炎の舞い」を、作品の執筆過程とともに紹介します。
 展示では自筆原稿や関連資料の他、「炎の舞い」執筆をきっかけに津村氏が陶芸教室に通って製作した焼き物を取り上げます。

主な展示資料

・写真パネル 津村節子自筆原稿「炎の舞い」 写真提供:福井県ふるさと文学館
・津村節子『炎の舞い』 昭和50年 新潮社 当館蔵
・津村節子『土と炎の里』 昭和61年 中央公論社 津村節子氏寄託資料
・写真パネル 松原工房関連写真 津村節子氏寄託資料
・焼き物3点 当館蔵(津村節子氏寄贈資料)
・写真パネル 津村節子と北野七左衛門氏 写真提供:福井県ふるさと文学館
・津村節子宛 北野七左衛門書簡 昭和51年3月11日消印 津村節子氏寄託資料
・渡部智編『越前焼のしおり』 昭和51年 越前焼振興会 当館蔵
 

荒川区・福井県おしどり文学館協定について

吉村昭氏の妻で、荒川区立ゆいの森あらかわ名誉館長の津村節子氏(福井県出身)は、福井県ふるさと文学館特別館長も務めておられます。
お二人は、文壇でも仲の良い夫婦であることが知られており、仲睦まじい夫婦の象徴である「おしどり」にならい、両文学館も夫婦のように手を携えて協力していこうと、平成29年11月5日に「おしどり文学館協定」を締結しました。
作家夫婦に関する文学館同士の協定は、全国で初めてで、協定締結の11月5日は、吉村・津村夫妻の結婚記念日にあたります。

会期

令和8年10月20日(火曜)から12月16日(水曜)まで

【休館日】11月19日(木曜)、12月4日(金曜)

開館時間

9時から20時30分まで

会場

吉村昭記念文学館2階著作閲覧コーナー

入館料

無料