会期
平成31年2月15日(金曜)から 4月7日(日曜)まで※終了しました
【休館日】2月21日(木)、3月22日(金)
開館時間
9時30分から17時
会場
ゆいの森あらかわ3階企画展示室
入館料
無料
概要
平成31年(2019年)は、明治2年(1869年)に北海道開拓使が設置されてから150周年の記念の年にあたります。これに合わせて、吉村昭と関係の深い北海道とその作品を紹介します。
吉村は全国各地へ取材に赴き、短篇・長篇小説を執筆しました。取材地の中で、最も多く訪れたのが北海道で、来訪数は150回を超えました。特に、江戸後期から明治にかけての時代に吉村は強い関心を抱いていました。その時代を描こうとすると、必然的に北海道へ眼が向くと随筆の中で語っています。また、「東北、北海道へ足をふみ入れると一種の安息に似たものを感じる」とも述べています。
荒川区では、吉村作品を語る上で欠かせない北海道をテーマとして、関係者による証言映像「北へ注がれる視線~吉村昭と北海道~」を平成26年度に制作しました。この作品は、公益社団法人映像文化製作者連盟主催の「映文連アワード2015」において優秀企画賞を受賞しています。
今回の館蔵資料展では、映像の内容に合わせて北海道を舞台とした作品の中から、「赤い人」と「羆嵐」を中心にご紹介します。