会期
令和元年10月13日(日曜)から12月18日(水曜)まで※終了しました
※4月28日(水曜)から5月18日(火曜)まで臨時休館
【休館日】10月17日(木曜)、11月21日(木曜)、12月6日(金曜)
開館時間
9時30分から17時
会場
ゆいの森あらかわ3階企画展示室
入館料
無料
概要
吉村昭が、自由律の俳人、尾崎放哉に深い共感を覚えて、小豆島を舞台に、その最晩年を描いた長篇小説「海も暮れきる」を紹介します。
初公開となる館蔵資料と、妻で作家の津村節子氏が所蔵する資料を中心に、推敲や旧蔵書の書き込み、日記帳の記述などをたどり、作品世界を読み解きます。吉村が詠んだ俳句も紹介します。
企画展チラシ
関連イベント
朗読会「海も暮れきる」とトーク※終了しました
●期日
10月14日(月曜・祝)
●時間
14時~16時(開場は13時30分)
●出演
橋爪功氏(俳優)
●会場
サンパール荒川3階小ホール
●定員
20人(応募多数の場合抽選。当選者のみ10月8日(火曜)までに葉書でお知らせします)
●参加費
無料
●内容
昭和61年のドラマ「海も暮れきる 小豆島の放哉」で、放哉を演じた橋爪功氏による朗読と、吉村氏との思い出などに関するトーク。
※手話通訳:当日手話通訳があります。手話が見えやすい座席に優先的にご案内いたします。ご希望の方は、お申込の際に「手話通訳希望」とお伝えください。
文学館学芸員による展示解説
●日時※終了しました
1.11月13日(水曜)14時~14時30分
2.12月14日(土曜)14時~14時30分
●定員
15名※申込順
●会場
ゆいの森あらかわ3階企画展示室
●参加費
無料
刊行物
解説パンフレット
企画展示で紹介している資料の一部をオールカラー(14頁)で掲載しています。また、本展関連イベントに出演いただいた、俳優の橋爪功氏による特別寄稿も掲載しています。
橋爪氏は、「海も暮れきる」を原作とするドラマ「海も暮れきる~小豆島の放哉~」(昭和61年 NHK)で主演を務め、尾崎放哉を演じました。昭和57年に制作されたラジオドラマへの出演に始まる小豆島でのオールロケを振り返り、作品への思いを執筆いただきました。真夏の土庄港に降り立った橋爪氏が、放哉となって虚構の中に入り込み、共演者である小豆島の人びとと共に、ドラマの世界を作り上げた軌跡が、味わい深い筆致で活写されています。
また、尾崎放哉を演じることを望んでいたという俳優の渥美清さんが、この作品を視聴した際の言葉も綴られており、深い余韻が残ります。
ぜひご覧ください。
主な掲載資料
●吉村昭「海も暮れきる」に関する資料。
●吉村昭句集「炎天」と句会、石の会に関する資料。
(石の会は、吉村が、妻で作家の津村節子や親しい編集者、画家と共に28年間続けた句会。)
●ドラマ「海も暮れきる~小豆島の放哉~」関連資料 など。
<掲載資料のうち主な自筆資料>
●自筆原稿「海も暮れきる」の推敲箇所(一部)。
●吉村昭の「海も暮れきる」に関する自筆取材ノートより、小豆島での取材箇所(一部)。
●「海も暮れきる」執筆の参考資料『尾崎放哉全集』(昭和47年 彌生書房)より、吉村の書き込み箇所。
●本展初公開となった吉村昭の日記帳(昭和22年~23年と昭和26年)より、結核の闘病中に病床で詠んだ俳句。
また、与謝蕪村、水原秋桜子の俳句や、高見順「日本文学に於ける写生精神の検討」に言及した箇所など。
●石の会会員が所蔵する15部限定の吉村昭句集『炎天』(昭和62年 石の会発行)津村節子句集『花野』(昭和63年 石の会発行)より、吉村と津村が、会員それぞれのために、自作の句を選び揮毫した箇所など。
※解説パンフレットに誤りがありましたので訂正いたします。
企画展 吉村昭「海も暮れきる―俳人、尾崎放哉を見つめて―」解説パンフレットに誤りがありましたので訂正いたします。読者の皆様と関係各位に深くお詫び申し上げます。
該当箇所
●表紙裏【凡例】最終行
(誤)お気づきの点がごいましたら→(正)お気づきの点がございましたら
●5頁上段資料名
(誤)「浮かぶ箱庭の魅力」→(正)「浮ぶ箱庭の魅力」
サイズ等
A5、14ページ、オールカラー
配布場所
●吉村昭記念文学館
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