概要

 小説家津村節子は、昭和3年(1928)に福井県福井市佐佳枝中町(現福井市順化)で3人姉妹の次女として生まれました。10歳の時に東京に転居しましたが、生まれ故郷の福井に思いを寄せて、困難に直面しながらも自らの道を切り開く女性たちを描いています。
 この度のトピック展示では「炎の舞い」「遅咲きの梅」「白百合の崖」「花がたみ」「絹扇」のふるさと五部作の中から、福井県遠敷()郡竹原村(現小浜市千種)出身の歌人山川登美子の生涯を描いた評伝小説「白百合()()」をご紹介します。

<おしどり文学館協定>
平成29年11月5日に、吉村昭記念文学館と福井県ふるさと文学館は、「おしどり文学館協定」を締結しました。
この協定は、吉村昭と福井県出身の作家、津村節子氏のおしどり夫婦になぞらえ締結したものです。
協定締結日は、吉村昭と津村節子氏の結婚記念日にあたり、毎年、両館で展示を開催しています。

会期

令和5年10月20日(金曜)から令和6年1月17日(水曜)まで

【休館日】11月16日(木曜)、12月1日(金曜)、12月21日(木曜)、12月29日(金曜)~令和6年1月3日(水曜)

開館時間

9時から20時30分

会場

吉村昭記念文学館2階常設展示室 著作閲覧コーナー

入館料

無料