概要

 荒川区出身の吉村昭と、福井県出身の津村節子は、文壇のおしどり夫婦として知られています。夫婦共に十代のうちに両親を亡くした経験は、小説や随筆で描かれました。
 今回の展示では、それぞれの故郷や、両親、家族にまつわる作品を取り上げます。自筆原稿を展示するほか、二人の幼少期や、学習院大学文芸部での出会いと結婚の頃を、写真(初公開含む)でたどります。
 また、津村と同じ福井県出身の作家で、新人時代の二人を評価した高見順に関する資料も紹介します。展示室では、昭和初期の福井で、家族と過ごす幼少期の津村節子の映像(撮影 津村の父北原芳司 提供 福井県ふるさと文学館)を常時放映します。

<おしどり文学館協定>
平成29年11月5日に、吉村昭記念文学館と福井県ふるさと文学館は、「おしどり文学館協定」を締結しました。
この協定は、吉村昭と福井県出身の作家、津村節子氏のおしどり夫婦になぞらえ締結したものです。
協定締結日は、吉村昭と津村節子氏の結婚記念日にあたり、毎年、両館で展示を開催しています。

令和4年12月16日(金曜)から令和5年3月15日(水曜)まで

【休館日】12月29日(木曜)~1月4日(水曜)午前、1月19日(木曜)、2月3日(金曜)、2月16日(木曜)
※新型コロナウィルス感染症拡大状況等により、開催日時を変更する可能性があります。

開館時間

9時から20時30分

会場

吉村昭記念文学館2階常設展示室 著作閲覧コーナー

入館料

無料