概要

 令和4年(2022)6月、津村節子の著作『紅色のあじさい 津村節子 自選作品集』(鳥影社)が刊行されました。
表題作の「紅色のあじさい」では、津村が好んで庭に植えたあじさいや、かつて、夫婦共に選んで植えた紅梅、しだれ桜、しゃくなげ、つばき、さざんかなど、愛着のある草花への思いが、吉村の面影と共に描かれています。
 津村は、度々、随筆で庭の草花をめぐる夫婦の思い出を記しました。中でも、吉村が好きな花は紅梅で、鶯が飛来すると、二人で庭に出て、共にその鳴き声を聴くこともありました。
 今回の展示では、津村の著作「紅色のあじさい」や、長篇小説「紅梅」を中心に、吉村昭・津村節子邸の庭に咲く草花と書斎の写真を紹介します。また、関連作品の自筆原稿などを展示し、夫婦作家の歩みを振り返ります。展示室内では、昭和59年に吉村が庭で録音した鶯のさえずりを常時放送しています。
<主な展示資料>※展示替えあり。*津村節子氏蔵
・津村節子『紅色のあじさい 津村節子 自選作品集』(令和4年 鳥影社)
・津村節子自筆原稿「紅梅」*
・津村節子校正稿「紅梅」*
・津村節子自筆原稿「花の庭」*
・吉村昭自筆原稿「月下美人」(津村節子氏寄託資料)
・吉村昭のカセットテープ「鶯の谷渡り 昭和59年春 我が家の庭にて」(津村節子氏寄託資料)※音源を常時放送。
・津村節子氏所蔵アルバム*より、吉村邸の庭に咲く草花と書斎の写真
など。
<おしどり文学館協定>
平成29年11月5日に、吉村昭記念文学館と福井県ふるさと文学館は、「おしどり文学館協定」を締結しました。
この協定は、吉村昭と福井県出身の作家、津村節子氏のおしどり夫婦になぞらえ締結したものです。
協定締結日は、吉村昭と津村節子氏の結婚記念日にあたり、毎年、両館で展示を開催しています。

会期

令和4年9月16日(金曜)から令和4年12月14日(水曜)まで 

【休館日】10月3日(月曜)~10月7日(金曜)、10月20日(木曜)、11月17日(木曜)、12月2日(金曜)
※10月1日(土曜)、10月2日(日曜)、10月8日(土曜)、10月9日(日曜)は資料燻蒸作業のため、トピック展示会場はご覧になれません。
※新型コロナウィルス感染症拡大状況等により、開催日時を変更する可能性があります。

開館時間

9時から20時30分

会場

吉村昭記念文学館2階常設展示室 著作閲覧コーナー

入館料

無料