開館時間/休館日/入館料

開館時間

常設展示 9時00分~20時30分

※企画展の開館時間は、各展のページをご確認ください。

休館日

毎月第三木曜日・年末年始・特別整理期間他

入館料

無料

※企画展は料金がかかる場合があります。各展のページをご確認ください。

フロアガイド/常設展示紹介

フロアガイド

「ゆいの森あらかわ」の2階にエントランスがある文学館には、2階から3階にかけて9つのゾーンで構成された常設展示室があります。企画展示室は3階にあり、定期的に特集展示を開催しています。

2階

荒川区で生まれ育った吉村昭氏の生い立ちと創作活動を始めた学生時代、戦史小説、歴史小説などを紹介するゾーンがあります。また生前使用していた書斎の再現展示では、自由に座り創作空間を体感することができます。その他、吉村作品の舞台の紹介や吉村氏に関する貴重な証言を視聴することができる映像コーナーがあります。

3階

小説の取材でたびたび訪れた北海道、長崎、宇和島とその関連作品や荒川区を舞台とした小説、吉村氏の妻で芥川賞作家の津村節子氏の作品世界を紹介するゾーンなどがあります。また、企画展示室や自筆原稿紹介コーナーもあり、文学館と隣接する図書館エリアには、吉村昭著作・関連図書のコーナーを設けています。

映像コーナー 吉村昭関連映像一覧

交通アクセス

〒116-0002 東京都荒川区荒川二丁目50番1号(ゆいの森あらかわ内)

      都電荒川線荒川二丁目(ゆいの森あらかわ前)から徒歩1分
     東京メトロ千代田線町屋駅2番出口、京成線町屋駅から徒歩8分

      コミュニティバス「さくら」ゆいの森あらかわ下車(土日祝のみ)沿革

吉村昭記念文学館は、荒川区出身の小説家、吉村昭氏の作品の魅力を広く発信し、その精神を次代へ引き継ぐこと、また、吉村作品をきっかけとして区の文化のさらなる振興へとつなげるため、荒川区の学びと子育ての新たなランドマークとして平成29年3月に誕生した「ゆいの森あらかわ」に開館しました。文学館は、吉村氏にゆかりのある作家に関する資料を収集・保存・展示し、吉村作品の研究拠点の役割を目指しています。また、同じく「ゆいの森あらかわ」にある区の中央図書館、ゆいの森子どもひろばと有機的に結びつくことで、多面的な事業展開を行い、幅広い世代の方が利用できる施設となっています。

開館までの経緯・概要

平成4年(1992) 荒川区は、吉村氏に区民栄誉賞を贈呈するとともに、日暮里図書館に吉村昭コーナーを設置し、吉村氏の愛用品類や原稿等の展示などにより吉村氏の紹介を行ってきました。
平成18年(2006)1月 区は、吉村作品を通してより深く文学や芸術に触れる機会を区民に提供し、文化活動の更なる醸成に資する文学館を設置したい旨を吉村氏に申し入れました。これに対し吉村氏は、区の財政負担を考慮し、単独の文学館ではなく図書館等の施設と併設することを条件に文学館の設置を承諾し、資料提供を約束しました。
平成19年(2007)3月 区は、「文学館のあり方に関する懇談会」を設置し、吉村氏を記念する文学館のあり方について様々な視点から検討を進め、報告を取りまとめました。この間、平成18年7月に吉村氏が御逝去され、平成19年3月に御遺族から区に対して吉村氏の自筆原稿等多くの資料の御寄託がありました。区は、平成19年度に「(仮称)吉村昭記念文学館基本構想委員会」を設置し、文学館の使命や基本理念、基本方針などを検討し、文学館の基本構想を取りまとめました。
平成20年(2008)3月 策定した「生涯学習推進計画」において、「(仮称)吉村昭記念文学館を設置し、区民が気軽に利用できる身近な生涯学習スペースとしても活用していく」としました。その後、区は、貴重な資料の収蔵庫や研究スペースの確保、文学館設置に対する吉村氏の思い等を考慮し、文学館設置条件を満たす設置場所の検討を進めてきました。
平成27年(2015)3月7日 「吉村昭記念文学館友の会」を設立
平成29年(2017)3月26日 ゆいの森あらかわに吉村昭記念文学館開館

おしどり文学館

平成29年11月5日(日)、「福井県ふるさと文学館」と荒川区立ゆいの森あらかわ「吉村昭記念文学館」は、『おしどり文学館協定』を締結しました。吉村昭氏の妻で、ゆいの森あらかわ名誉館長の津村節子氏は、福井県の出身で、福井県ふるさと文学館の特別館長も務めておられます。吉村昭氏と津村節子氏は文壇でも仲の良い夫婦であることが知られており、仲睦まじい夫婦の象徴である「おしどり」に倣い、両文学館も夫婦のように手を携えて協力していこうと『おしどり文学館協定』を締結しました。作家夫婦に関係する文学館同士の協定は全国で初めてで、協定締結の11月5日は、吉村・津村夫妻の結婚記念日にあたります。締結式では、福井県知事と荒川区長が協定書に署名をし、立会人の津村節子氏にも署名をしていただきました。今後、両館では、展示の共同開催、資料の相互貸借、住民や職員の交流を行っていきます。


締結式の様子。左から西川一誠福井県知事、津村氏、西川太一郎荒川区長。

おしどり文学館実施事業

福井県ふるさと文学館ホームページ