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NHKBSプレミアムのダークサイドミステリーで吉村昭記念文学館の所蔵資料が紹介されました

令和元年8月1日(木曜)放送のNHKBSプレミアム「ダークサイドミステリー」内で当館の所蔵資料が紹介されました。

この回の放送は、「三毛別ヒグマ襲撃事件の謎に迫る」と題して、北海道を切り拓き移住した人々が野性のヒグマに襲われた事件の真相を追究したものです。「ヒグマ襲撃事件」は、吉村作品の「羆嵐」の題材にもなっており、当館では関連資料を所蔵しています。所蔵する資料のうち、吉村が「羆嵐」を執筆する際に最も参考とした、木村盛武氏著作「獣害史最大の惨劇苫前羆事件」や、事件の犠牲となった家族の写真などが番組内で紹介されました。

この事件は大正4年に起きましたが、現在の私たちにも「自然の中で生きる人間」について改めて考えるきっかけとなるものです。この機会に是非、吉村昭の「羆嵐」を読んでみませんか。

NHKBSプレミアム「ダークサイドミステリー」番組ホームページ
https://www4.nhk.or.jp/darkside/

木村盛武「獣害史最大の惨劇苫前羆事件」

 AY-14-373-001-0002昭和39年(1964年) 当館蔵
北海道で林務官を務めていた木村氏は、苫前郡苫前村の担当となった際に、日本の獣害史上最悪とも言われるこのヒグマ襲撃事件について調べ始めました。その調査内容をまとめたものが、この「獣害史最大の惨劇苫前事件」です。吉村は、昭和49年に当時旭川営林局に勤務していた木村氏を訪ねました。そして、木村氏の著作を基に「羆嵐」を書き上げました。
本書は、平成26年(2014年)3月に木村盛武氏から荒川区にご寄贈いただきました。


 

 吉村昭『羆嵐』

scan-12(1)昭和57年(1982年) 新潮文庫
吉村は、このヒグマ襲撃事件と自らの戦時体験を重ね合わせて執筆しました。ヒグマに襲われながらも当初土地を離れようとしなかった人々と、空襲下の東京を離れることができなかった自分たちの間に共通する「土地への執着」を見出しました。


掲載日 令和1年8月6日 更新日 令和1年8月21日
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